マルクス・ドルモア
マルクス・ドルモア(René Marx Dormoy、1888-1957)はフランスの政治家、内務人民委員。
モンリュソン出身。1926年にモンリュソン市コミューン議長、1931年には労働総取引所(議会)に社会党(SFIO)から立候補し当選した。
ドゴールクーデターではSFIO内部におけるドゴール派の一人となった。1935年に憲法復帰を迎えると、内務人民委員に就任し警察組織の中央集権化と粛清を行った。ドルモアの粛清は徹底しており、容赦なかった。1936年に辞任し、人民戦線の規律委員会委員長に就任し全議員を監視した。ドゴールのためとはいえ、こうした徹底的な粛清に対ししばしば恨みを買われ、1957年にドゴールが暗殺されるとドルモアも自宅が爆破され暗殺された。犯人は現在も不明である。