アロイス・ヴォツァーセク

アロイス・ヴォツァーセク(Alois Vocásek、1896-2003)はドナウ連邦の政治家、ドナウ党内閣の閣僚。
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 チェコ軍団の兵士だったが、プレスブルク綱領が発表された1921年にドナウ党に入党し、これが原因でチェコ軍団を除名された。その後、法科学校を卒業。ドナウ党の古参党員だったが1933年の入閣で与えられたポストは運輸大臣であり、実質的な権限はほとんどなかった。1946年の戦争終結とともに辞任した。
 ヴォツァーセクは晩年再注目された。というのも、チェコ軍団の最後の生き残りだったからである。107歳で死去したヴォツァーセクは、歴代のドナウ連邦閣僚のなかで最も長寿だった。