パールフィ・フィデール

パールフィ・フィデール(Pálffy Fidél、1895-1960)はドナウ連邦の官僚、政治家。
 

1944年
 ハンガリーでは比較的大規模な貴族「パールフィ家」の御曹司であるが、世界恐慌による穀物価格の暴落で700エーカーの土地をほとんど失い、これがきっかけで農本主義に目覚めた。
 また、WW1直後のオーストリア革命においては「偽王国」ことハンガリー王国軍に参加した。
 1932年にドナウ党に入党し、トランスダヌビアにおける農民の組織化に貢献、この功で農業省の次官に就任した。ドナウ農民同盟にも参加し、ドナウの農民行政を担った。戦後辞任し中東の保留地域*1の農業顧問となった。

*1:戦後オスマン帝国から得たキリキア・レバント海岸のこと。